5.1 経営者のコミットメント

まず、ここで定義されている経営者とは、社長のことを必ずしも指しているわけではなく、マネジメントシステム上のトップである、ということを理解しておいてください。

規格上でも、経営者と言いつつ、トップマネジメントという表現をとっており、次のことをしなければならないといます。
・ 法律を守らせる
・ 顧客要求を満たすことの重要性を周知する
・ 品質方針を作る
・ 品質目標を作らせる
・ マネジメントレビュー(5.6参照)を実施する
・ 経営資源が必要な時に使えるようにする

これらを行うことが、トップマネジメントの仕事であると定義しています。

ここで、次の言葉が冒頭に出てくることで表現がややこしくなっているのですが、規格では、
「品質マネジメントシステムの構築、実施、改善することに対するコミットメントの証拠を次の事項によって示さなければならない」
という言葉が冒頭に出ています。

端的に言うならば、先ほどの6つの項目を実現するのは、トップマネジメントが確実にマネジメントシステムを運用させているという証拠となるんです。

ということを言いたいわけです。

ちなみに、コミットメントには承認、同意等の意味がありますが、要は、これらのことに確実にトップは関わってくださいね、人ごとじゃないんですよ。

というわけです。